「共に民主党政権をちょろいと思ってるのか」 大庄洞裁判の控訴放棄に激しく反発する検事たちに与党院内代表が不快感

与野党院内代表団の会合前に発言
「頭をもっといい所に使うべきだ」
「代わりはいくらでもいる」

 韓国与党・共に民主党の金炳基(キム・ビョンギ)院内代表が「大庄洞開発不正事件」控訴放棄問題と、これに対する検事たちの反発について「検察はこんなことをしてもいいのか。全員懲戒処分にしなければならない」と11日に発言した。

【写真】近い!近い! 韓国国会で野党院内代表に詰め寄る共に民主・李奇憲議員

 金炳基・院内代表は同日午後、与野党院内代表団の会合前に記者団に対し「(反発を公にした検事たちは)ただでは置かない。共に民主党政権をちょろいと思っているようだ」と述べた。

 これは、水原地検長ら全国の地検長18人が10日、大庄洞事件控訴放棄を最終決定した盧万錫(ノ・マンソク)検察総長(検事総長に相当)職務代行に対し「控訴放棄決定は納得できない。経緯と法理的な理由を説明せよ」という声明を出したことに対する反応だ。地検傘下の支庁長8人と法務研修院の教授らも同様の見解を表明している。

 金炳基・院内代表は「この件に問題があるとしても、それは内部で話すべきことなのに、外部に話してしまう公務員がどこにいるんだ。外から見ろと言っているのか」と言った。

 さらに、「その頭をもっといい所に使うべきだ。検事長、支庁長、またヒラの検事までもがこんなことを…やってやろうとでも言っているのか? (そうした検事たちを懲戒処分にしても、代わりに)その地位に就くべき人はいくらでもいる」とも述べた。

 その上で「鄭成湖(チョン・ソンホ)法務長官に『全員、懲戒処分にしろ』と言っておく」と述べた。

 控訴放棄決定を受けて、野党・国民の力が国政調査や聴聞会などを要求していることについて、金炳基・院内代表は「(野党が)やろうと言っていることは全部(できる)。そして、やめようと言っていることも全部する」と言った。「やめようと言っていることとは何か」という質問には「まずは特検(特別検察官による捜査)はやりたがらないだろう」と答えた。

権純完(クォン・スンワン)記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲11日午後、韓国国会で、与野党院内代表会合に向かう与党・共に民主党の金炳基(キム・ビョンギ)院内代表。写真=NEWSIS

right

あわせて読みたい