【ソウル聯合ニュース】韓国の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は14日の記者会見で、米国との関税・安全保障分野の交渉結果をまとめた「共同ファクトシート」に盛り込まれた韓国の原子力潜水艦導入について、「韓国で建造することを前提に両国の議論が行われた」と述べ、事実上、韓国で建造する計画を明らかにした。
魏氏は「この事案を巡る議論は最初から最後まで韓国で建造することを前提に進められた」として、「原潜を米国で建造する案は取り上げられなかった」と述べた。
トランプ米大統領は自身のSNSに韓国の原潜は米フィラデルフィア州の造船所で建造すると投稿していた。
魏氏によると、李在明(イ・ジェミョン)大統領は先の首脳会談でトランプ大統領に対し、「われわれがここ(韓国)で建造する」と言及したという。
魏氏は原潜の建造場所に関する問題は解決したとの見解を示し、「作業には協業が必要だし、米国に支援を求める可能性もあるが、韓国で建造する」と改めて強調した。
ファクトシートには原潜について、「米国は韓国が原子力潜水艦を建造することを承認した。米国はこの造船事業の要件を進展させるため、燃料調達を含め韓国と緊密に協力していく」との文言が盛り込まれた。