【ソウル聯合ニュース】韓国の故金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の死去から10年を迎え、国立ソウル顕忠院で21日に追悼式が営まれた。
金氏は軍事政権を厳しく批判し、民主化運動を主導。1993年に大統領に就任し、初の文民政権をスタートさせた。
アフリカ・中東を歴訪中の李在明(イ・ジェミョン)大統領は追悼の辞を寄せ、金氏を「厳しい軍部独裁という長い冬を終わらせ、文民の春を呼び込んだ『民主主義の闘士』、古い秩序を果敢に打ち破り、新たな飛躍の道を開いた『時代の改革者』」とたたえた。
そのうえで、「いかなる試練と困難があっても、金元大統領が示した信念と決断のように揺るがず、より成熟した民主国家、真の民主共和国に向けた歩みを止めない」と誓った。