尹錫悦・前大統領ら33人起訴するも勾留1人のみ…海兵特検が150日間の捜査終了

尹錫悦・前大統領ら33人起訴するも勾留1人のみ…海兵特検が150日間の捜査終了

【TV朝鮮】(アンカー)

 海兵隊員殉職事件を巡る捜査外圧や隠蔽疑惑を捜査してきた特別検察官(特検)が、きょうで150日間の捜査を終えました。3つの特検の中で真っ先に終了しましたが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領など33人を裁判にかけました。チョ・ユンジョン記者のリポートです。

【図表】海兵特検150日…論争と限界

(記者リポート)

 今年7月2日、海兵特検チームは発足と同時にイム・ソングン元海兵隊第1師団長を出頭させました。

(イム・ソングン/元海兵隊第1師団長〈今年7月〉)

「水中の捜索を指示していない私に、作戦統制権がない私には、法的には責任がないものと、私はそのように理解しています」

 イム元師団長は「海兵隊員の殉職に責任はない」と主張しましたが、特検チームは、無理な作戦統制と指揮を行った容疑でイム元師団長を勾留し、裁判にかけました。

 また、いわゆる「VIP激怒説」から始まった捜査外圧と李鍾燮(イ・ジョンソプ)元国防相のオーストラリア逃避疑惑の頂点と目された尹錫悦・前大統領を含む計33人を裁判にかけました。

(李明鉉〈イ・ミョンヒョン〉/『海兵隊員』特別検察官)

「特検は捜査を通して、2023年7月31日の大統領主催の国家安保室会議で尹錫悦・前大統領の激怒があったという事実を明らかにし…」

 特検は150日の捜査期間中、185回の家宅捜索を実施し、およそ300人を取り調べました。

 海兵隊員殉職事件を巡る外圧疑惑の捜査を担当していた高位公職者犯罪捜査処(公捜処)が捜査を故意に遅らせたとみて、呉東運(オ・ドンウン)処長など元職・現職の公捜処幹部5人を起訴しました。

特検チームは、捜査を終える一方、「主な捜査対象事件の大部分で実体的真実を究明した」と自己評価しました。TV朝鮮、チョ・ユンジョンがお伝えしました。

(2025年11月28日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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