■流出したデータは最新情報
クーパンは2021年に韓国科学技術情報通信部(省に相当)と個人情報保護委員会から韓国最高の権威が認められたISMS-Pの認証を取得し、2024年の再審査で認証が更新された。非常に厳しいとされる政府の認証制度が、実は単なる書類上の手続きに過ぎなかったとの批判も相次いでいる。
今回流出した個人情報には会員の氏名や電子メールアドレスはもちろん、電話番号や自宅住所などの配送先も含まれている。さらに決済日時、商品名、数量など直近5件の注文履歴も流出した。上記の流通業界関係者は「毎日のように生活必需品の注文が入るクーパンはデータの特性上、流出した情報は現在の居住地やライフスタイルを完璧に特定できる最新情報であり、今後悪用される可能性が非常に高い」と警告する。
クーパンは「決済関連情報やクレジットカード番号、ログイン情報は流出していない」と説明しているが、会員はクーパンのこの説明を信用していない。クーパンは当初「4500人分のアカウントが流出した」と発表したが、それからわずか11日後に3370万人分に訂正した。司法機関や規制当局の調査で今後被害の規模や内容が変わる可能性も排除できない。
ソク・ナムジュン記者