李政権発足から半年 経済に活力・外交盤石に=韓国大統領室が成果強調

【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室は7日、李在明(イ・ジェミョン)政権発足から半年間の成果について、昨年12月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の「非常戒厳」宣言による内乱で崩壊した日常を取り戻し、「再び成長と飛躍に向けたスタートラインに立てた」と評価した。大統領室の姜勲植(カン・フンシク)秘書室長と魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長、金容範(キム・ヨンボム)政策室長の3室長が、半年の成果を報告する記者会見で表明した。

 姜氏は経済分野での成果について、消費を喚起する「民生回復消費クーポン」の支給で内需が活力を取り戻し、経済成長率を押し上げたほか、先月の輸出も大幅増加したと強調。来年度の研究開発(R&D)予算を過去最大規模に拡大したほか、人工知能(AI)トランスフォーメーションの中核となる画像処理半導体(GPU)を26万枚確保することで、世界トップ3のAI大国入りを目指す目標に向け前進していると説明した。

 外交・安全保障分野では「揺らいだ外交・安保を再び盤石にした」と強調。韓国・慶州で今秋開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議など多国間外交を主導し、首脳外交を完全に回復したとし、最大の懸案だった米国との関税交渉も「相互尊重と理解に基づき賢明に解決した」と述べた。

 社会分野では、市民の「光の革命」により誕生した政権にふさわしく、「国民中心の国政の扉を開いた」と強調。「全ての国家機関が主権者の意思を反映できるよう、民主的制度改革に拍車をかける」と話した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい