「青少年時代の過ち、いつまで責任を負わなければならないのか」 少年院上がりを暴露され引退した俳優チョ・ジヌンに共に民主党関係者から擁護発言相次ぐ

 韓国与党・共に民主党や進歩(革新)系寄りで知られる俳優チョ・ジヌン氏=本名:チョ・ウォンジュン=が高校時代の凶悪犯罪歴疑惑で引退を宣言するや、与党関係者らが同氏を擁護する発言をし、政界で議論を呼んでいる。

【写真】今年8月李在明大統領夫妻と映画『独立軍:終わらない戦争』を鑑賞する俳優チョ・ジヌン

 首相傘下の検察改革推進団の朴燦運(パク・チャンウン)諮問委員長は8日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「(チョ・ジヌン氏は)『更生は可能だ』という事実を証明した人物で、非行少年にとっては希望の象徴だ」「(それに対する批判は)正義ではなく集団リンチに過ぎない」と述べた。かつて法務長官を務めた同党の朴範界(パク・ポムゲ)議員は7日、「大衆の間でイメージ化された彼の現在は、忘れられた(過去の)記憶とはみじんも一致しないほどなのか」と述べた。金元二(キム・ウォンイ)議員は「青少年時代の過ちについてどこまで、どのように、いつまで責任を負わなければならないのか」とするチョ・ジヌン氏の復帰を求めるソン・ギョンヨン神父の投稿をシェアした。祖国革新党のキム・ソンミン議員は「(チョ・ジヌン氏の)ファンである私は『シグナル2』をぜひとも見たい」と語った。『シグナル2』とは大ヒットしたドラマ『シグナル』の続編で、来年放送予定だったチョ・ジヌン氏の出演作品のことだ。

 朴禎勲(パク・チョンフン)元海兵隊捜査団長の法律代理人だったキム・ギョンホ弁護士は「(少年保護事件関連内容の漏えいを禁止している)少年法違反だ」としてチョ・ジヌン氏の疑惑を最初に報道した記者を告発した。左派系ジャーナリスト金於俊(キム・オジュン)氏の動画共有サイト「ユーチューブ」チャンネルにレギュラー出演している詩人・柳根(リュ・グン)氏は「少年院の近くまで行ったことのない若者がどこにいるのか。曺喜大(チョ・ヒデ=大法院長〈最高裁長官〉)も引退していないのに、過去(前科)のために引退するのか」と言った。

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  • ▲俳優チョ・ジヌン氏は2021年8月、国民特使としてカザフスタンから独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)将軍の遺骨を持ち帰った。写真は韓国に戻る飛行機で、チョ・ジヌン氏の隣に洪範図将軍の遺影が置かれている様子。写真=KBS
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