韓国通販クーパン社長が事実上更迭 米親会社役員が後任に=個人情報流出で

【ソウル聯合ニュース】韓国ネット通販最大手のクーパンは10日、パク・デジュン社長が大規模な個人情報流出問題の責任を取って辞任したと発表した。

 同社によると、パク氏は「最近の個人情報(流出)事態で国民を失望させた点を大変申し訳なく思う」とし、「今回の事態の発生と収拾過程における責任を痛感し、全ての職位から退くことにした」と述べた。

 顧客3370万人の個人情報が流出した問題を受け、事実上更迭されたものと分析される。

 米国に置かれた親会社のクーパンInc.は、同社のハロルド・ロジャース最高管理責任者兼法務総括をクーパンの臨時社長として選任した。

 ロジャース氏は個人情報の流出による顧客の不安を解消し、問題の収拾にあたる一方、組織の安定化に注力する方針だ。

 クーパンは個人情報の流出後、主に韓国法人が対応を担ってきたが、今回の社長交代により米国法人が事態の収拾に乗り出す見通しだ。

 同社は「個人情報の流出でご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」として「再発防止のために情報セキュリティーを強化し、信頼回復に最善を尽くす」と強調した。

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