世界の消費者たちがここ1年間、最もよく食べ、最も好きな韓国料理として「韓国式フライドチキン」を挙げた。
11月23日、農林畜産食品部(省に相当)と韓食振興院は7月3日から8月25日にかけて、海外22都市に居住する20-59歳の現地の人たちを対象に実施した2025年海外の韓国料理消費者調査の結果を発表した。海外で韓国料理の消費者たちの認知度、好感度、満足度すべてが着実に上昇していることが分かった。
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韓国料理の認知度は68.6%、好感度は71.4%、満足度は94.2%で、調査が実施されるようになってから最高を記録した。海外の消費者たちがここ1年間、最もよく食べて好きな韓国料理のメニューとしてはフライドチキンが挙げられた。回答者のうち14%が、韓国式フライドチキンを一番好きな韓国料理に選んだ。韓国式フライドチキンのほか、キムチ(9.5%)、ビビンバ(8.2%)、プルコギ(韓国式すき焼き、5.6%)、ラーメン(5.1%)の順で後に続いた。ここ1年間に韓国料理店を訪れた経験がある海外の消費者は71.7%に達した。1カ月に韓国料理店を訪れる頻度もまた、2023年の1.7回から今年は2回に増えた。
ただし、都市によって差が見られた。中国・北京では85.4%が韓国料理を知っていると回答したが、東京では54%に過ぎなかった。都市別ではホーチミン、マニラ、上海、ジャカルタ、北京、ロンドン、ドバイ、サンパウロ、シドニー、香港で韓国料理店に対する満足度と再訪の意向がどちらも平均より高かった。東京、ローマ、パリ、台北、シンガポール、トロントは相対的に低く、このうち東京は昨年に続いて満足度と再訪の意向が最も低かった。「韓流コンテンツを経験した後、韓国料理を食べてみたり、韓国料理に関心を持つようになった」という回答が65.1%で、料理と文化の相互拡散効果が確認された。
農林畜産食品部は今回の調査の結果を基に、地域に合わせた韓国料理のPR、韓国料理店の競争力強化、韓流コンテンツおよびレトルト食品と連携して韓国料理を世界中に広めるなどの政策を拡大していく方針だ。
農林畜産食品部のチョン・ギョンソク食品産業政策官は「世界各国・地域で韓国料理が『ヘルシーで新鮮な料理』として定着し、世界の消費者たちの肯定的な認識が拡大している」とした上で「これから海外の優れた韓国料理店の指定を拡大し、地域ごとの消費特性に合わせた韓国料理振興戦略を強化し、世界市場で韓国料理の地位を高めていく」と話している。