尹前大統領 来月16日に追起訴分の判決=戒厳関連で初の言い渡し

【ソウル聯合ニュース】昨年12月に「非常戒厳」を宣言した韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の判決公判が来年1月16日にソウル中央地裁で開かれる。判決が出されるのは特殊公務執行妨害などの罪に問われた追起訴分。非常戒厳を巡る内乱事件に関する公判で初の判決言い渡しになる見通しだ。

 内乱事件を捜査する特別検察官チームは7月19日に尹前大統領を追起訴したが、特別検察官法では起訴から6カ月以内に一審判決が言い渡される必要があるとしており、地裁は来年1月19日までに判決を言い渡さなければならない。

 裁判所は今月19日に尹政権で行政安全部長官だった李祥敏(イ・サンミン)氏と企画財政部長官だった崔相穆(チェ・サンモク)氏に対する証人尋問を行う。外交部長官だった趙兌烈(チョ・テヨル)氏も証人として出廷を求められる可能性がある。

 今月26日の公判では、特別検察官による求刑と弁護側の最終弁論、被告人の最終意見陳述が行われる。

 一連の事件の核心である内乱罪の裁判は来年1月初めに結審する予定で、予定通りに進めば一審判決は2月ごろに言い渡される見通しだ。

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