【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は１７日、金融業法違反などの罪に問われたソウル市内の中華料理店の代表、王海軍被告の判決公判で懲役６カ月、執行猶予２年を言い渡した。同中華料理店は中国当局が海外に設置した「秘密警察」の韓国内拠点との疑惑が持たれていた。
法人としての中華料理店には罰金５００万ウォン（約５２万３０００円）が、王被告の配偶者には罰金２００万ウォンがそれぞれ言い渡された。
地裁は王被告が虚偽の申告により脱税した罪を有罪とした。一方、同店が２０２１年１２月の営業期限の満了後も届け出を出さずに営業を続けていたとする食品衛生法違反の罪については無罪とし、同店が秘密警察の拠点だとする疑惑を釈明するため２２年１２月に区の許可を得ず店の外壁に電光掲示板を設置したとする屋外広告物法違反の罪についても無罪を言い渡した。
王被告は昨年２月に起訴された。同店に設置された電光掲示板には「韓国政治を操縦し韓中友好を破壊している」などの文言が表示された。