韓国野党代表が出頭 尹前大統領の選挙介入疑惑で

【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表が21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の選挙介入疑惑に関する取り調べを受けるため尹氏の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏に絡む疑惑を政府から独立して捜査する特別検察官の事務所に被疑者として出頭した。

 李氏は政治ブローカーのミョン・テギュン氏が2022年の国会議員補欠選で尹政権の与党だった保守系最大野党「国民の力」の公認候補選びに不正介入した疑惑などについて捜査を受けてきた。7月には家宅捜索も受けている。出頭は初めて。李氏は22年当時、同党の代表を務めていた。

 公認選びに介入した容疑(業務妨害)が持たれている李氏は出頭の際、報道陣に対し「22年、尹前大統領が私にどんな仕打ちをしたか、多くの国民が知っている。(自身と尹氏を)共犯と結びつけるのは相当の無理がある」と関与を否定した。

 尹氏の公認選び介入に関する容疑については「当時、疑わしい状況があったと一貫して申し上げてきた」などと述べた。

 特別検察官は李氏への取り調べで、22年の国会議員補欠選や統一地方選などに関して、尹氏が公認選びに介入したとされる疑惑について事実関係を確認する方針だ。

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