韓米原子力協力TF 韓国政府代表に駐ルーマニア大使を任命=不拡散分野の専門家

【ソウル聯合ニュース】韓国のウラン濃縮と使用済み核燃料再処理の権限拡大について米国と交渉する韓米原子力協力タスクフォース(TF)の政府代表に、林甲守(イム・ガプス)駐ルーマニア大使が任命された。外交部の当局者が23日、明らかにした。

 林氏は2016年に国際原子力機関(IAEA)で核不拡散を担当する専門官を務めるなど、原子力と不拡散分野の専門家として知られる。

 米国の一部では韓国のウラン濃縮と使用済み核燃料再処理の権限拡大が核兵器の拡散につながる可能性が懸念されており、林氏の任命には不拡散体制を順守しながら民間・商業用発展のための濃縮・再処理を推進するというメッセージが込められていると分析される。

 林氏は来月初めにルーマニアから帰国し、政府代表として本格的に業務を開始するという。

 政府代表は、近く設置される韓米原子力協力TFと共に濃縮・再処理関連の対米交渉を総括・調整する。

 外交部の主導で米国務省などとの交渉を行うTFには科学技術情報通信部、原子力安全委員会、韓国原子力研究院などの専門官庁・機関も参加する見通しだ。

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