ソウル市バス労組 来月13日に全面スト突入へ=賃金交渉で折り合わず

【ソウル聯合ニュース】韓国労働組合の全国組織、韓国労働組合総連盟(韓国労総)傘下のソウル市バス労働組合は24日、来年1月13日に全面ストライキに突入すると発表した。

 労使は通常賃金を巡る交渉で意見の隔たりを埋めることができず、労組側はこの日午前に支部委員長会議を開いてストライキを決議した。

 バス会社の労働者が定期賞与を通常賃金に含めるよう求めた裁判で、定期賞与は通常賃金に該当するとした高裁判決を受け、労使は先月、賃金と団体協約交渉について誠実に議論するという内容の共同声明を発表した。

 しかし、労組側はソウル市と会社側が約束を一方的に破棄し、大法院(最高裁)に上告したことを理由に未払い賃金の支払いを拒否していると主張した。 

 ソウル市内バスは準公営制で、ソウル市は労組の要求を全面的に受け入れた場合に年間約1500億ウォン(約160億円)を追加負担しなければならず、財政負担が大きくなるとして調整が必要との立場を示している。 

 労組側は会社側のソウル市バス運送事業者組合と今年上半期から賃金団体交渉を続けており、5月と11月に予告したストは回避されていた。

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