元NCTのテイル 性暴力で懲役3年6カ月の実刑確定=韓国

【ソウル聯合ニュース】性暴力処罰法上の特殊準強姦罪で3月に在宅起訴された韓国男性グループNCTの元メンバー、ムン・テイル被告に対する実刑判決が確定したことが28日までに分かった。

 法曹界関係者によると、大法院(最高裁)は26日、ムン被告と共犯者2人の上告を棄却した。懲役3年6カ月とした一審、二審判決が確定した。

 3人は40時間の性暴力治療プログラムの履修、児童・青少年および障害者関連機関への5年間の就業制限命令も受けた。

 3人は酒に酔った外国人女性旅行客に対し集団で性暴力を加え、昨年6月に被害者に告訴され、同8月に警察で取り調べを受けた。NCTの所属事務所、SMエンタテインメントは同月、「事案が非常に重大であることを認識し、これ以上グループとして活動を続けられないと判断した」としてムン被告のグループ脱退を発表した。

 今年7月の一審は、酒に酔った被害者の抗拒不能の状態を利用し、集団で性暴力を加えた犯行が「極めて悪質」だとして、3人にそれぞれ懲役3年6カ月を言い渡し、法廷で身柄を拘束した。裁判所は「被害者は外国人旅行客で、慣れない場所で犯罪被害に遭い精神的に大きな苦痛を被ったとみられる」と厳しく指摘した。

 10月の二審も、一審判決に問題はないとして控訴を棄却した。

 3人は上告したが、大法院は上告理由が不適法だとして、棄却の決定を下した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい