【ソウル聯合ニュース】韓国のガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)の所属事務所、ADOR(アドア)は29日、同事務所との専属契約を巡り争ってきた5人のメンバーのうち、ハニが復帰することが決まったと発表した。一方、ダニエルについては専属契約の解除を通知したと明らかにした。NewJeansの離脱を招き、復帰を遅延させたとして、ダニエルの家族とADOR元代表のミン・ヒジン氏に対し法的責任を問う予定だという。
NewJeansは、ADORの親会社である総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)と対立したことでADOR代表を解任されたミン氏の復帰を要求したが受け入れられず、昨年11月に専属契約の解除を宣言して独自の活動を開始した。
これに対し、ADORはNewJeansとの専属契約が依然有効だとして翌月に専属契約確認訴訟を起こし、結論が出るまでメンバーの独自活動禁止を求める仮処分申請も行った。
裁判所は仮処分を認め、本訴訟でも事務所側の主張を認める判断を下した。これに対し、メンバーのヘリンとヘインは先月、ADORに戻るとの意思を示し、続いてハニとミンジ、ダニエルも復帰の意向を明らかにしていた。
ADORは「ミンジとも対話を交わしており、相互間の理解を深めるための議論を続けている」と説明した。