証人・趙志浩の24日証言「尹大統領が国会の塀を乗り越える議員の逮捕を指示」→29日証言一転「確信ない」

証人・趙志浩の24日証言「尹大統領が国会の塀を乗り越える議員の逮捕を指示」→29日証言一転「確信ない」

 【TV朝鮮】(アンカー)

 きょう(29日)は尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の裁判もありました。証人として出てきた趙志浩(チョ・ジホ)前警察庁長は、五日前(12月24日)の証言とは違うことを言いました。当時は「国会の塀を乗り越える議員を逮捕しろ」という指示を聞いたと具体的に証言しましたが、きょうは「確信はない」と言いました。リュ・テヨン記者のリポートです。

 (記者リポート)

 尹錫悦・前大統領側の弁護人団は、証人として出廷した趙志浩・前警察庁長に、五日前の裁判で行った証言が正確かどうか問いただしました。

 「昨年12月3日の戒厳当時、尹大統領が『塀を越える議員たちを逮捕しろ』と言ったのは本当か」と尋ねると、趙・前庁長は「正確に記憶しているのは、『逮捕しろ』『違法だ』の2つくらい」と答えました。

 弁護人団が再度「『塀を越える議員たち』を対象に尹大統領が指示したのは本当か」と追及すると、趙・前庁長は「確信はない」と言葉を濁しました。

 趙・前庁長は今月24日の裁判で、尹・前大統領の指示を極めて具体的に証言していました。

 (趙志浩/前警察庁長〈今月24日〉)

「国会は今では塀があまりに低く、鉄骨構造物になっているから簡単に乗り越えることができ、塀を越える人間が多く、塀を越える議員たちは不法だから逮捕せよという、そういうお言葉でした」

 わずか五日で発言を変えたわけですが、記憶が正確でないという理由を挙げました。

 こうした中で尹・前大統領側は最近、内乱裁判中継条項が「尹・前大統領の基本権を侵害する」として憲法訴願を行いました。

 裁判部は、来月9日に尹・前大統領の内乱事件の一審結審公判を開く計画です。TV朝鮮、リュ・テヨンがお伝えしました。

(2025年12月29日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 証人・趙志浩の24日証言「尹大統領が国会の塀を乗り越える議員の逮捕を指示」→29日証言一転「確信ない」
  • 証人・趙志浩の24日証言「尹大統領が国会の塀を乗り越える議員の逮捕を指示」→29日証言一転「確信ない」

right

あわせて読みたい