【ソウル聯合ニュース】韓国の旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」は31日、ソウルの日本大使館付近で定例の「水曜集会」を開催した。
今年最後となったこの日の集会は、2月に亡くなった被害者の吉元玉(キル・ウォノク)さんと5月に亡くなった李玉善(イ・オクソン)さんを追悼する形式で開かれた。2人の死去により、韓国政府が認定した旧日本軍の慰安婦被害者240人のうち存命者は6人に減った。
正義連の李娜栄(イ・ナヨン)理事長は声明を通じて、「誰よりも激しく日本軍性奴隷制問題の解決のために闘ってこられたお二人の前で、私たちは重い気持ちで頭を下げます」と述べた。
その上で「被害者に対する侮辱と憎悪がこの地から消え去るまで、日本政府が公式の謝罪と法的賠償、再発防止を約束するまで、私たちはより大きな連帯で最後まで闘い続けます」と語った。
厳しい寒さの中、集会には野党「進歩党」の金在姸(キム・ジェヨン)常任代表、正義連前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)前国会議員ら約100人が参加した。