正念場迎える李在明大統領の「実用外交」、日中対立が最悪の時期に訪日

日本メディア「李大統領、13-14日に日本訪問」

 日本側としては、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国国内配備後、中国が取った韓国に対する経済報復に言及し、中国の経済的圧力に共同対応しようというメッセージを発しようとする可能性がある。姜昌一(カン・チャンイル)元駐日大使は「日本は韓国を味方として引き寄せたいのではないだろうか。(日中)双方で引っ張り合いをしている状況で、韓国の外交力・政治力がいつにも増して重要になってきた」と述べた。

 こうした敏感な時期の李大統領訪日に、米国も注視していることも意識しなければならない。中国に比べ日本を軽視しているという印象を与えれば、「李大統領は親中派だ」という米国国内の一部の人々が抱いている疑念が膨らむ可能性もある。だからと言って日本側に偏れば中国との関係に影響が出る。峨山政策研究院のチェ・ウンミ研究員は「日中対立が表面化している状況で、韓国が完全に後ろに下がっているのも容易ではない。李大統領の言及や行動が意図とは違う形で解釈される恐れもある」と語った。

 中国の習近平国家主席は5日の韓中首脳会談で、「約80年前、韓中両国は莫大な民族的犠牲を払い、日本軍国主義に対抗して勝利を収めた。今日(韓中は)さらに手を取り合わなければならない」と語った。延世大学のソン・ヨル教授は「習主席がこのような発言をして(李大統領の)国賓訪中期間中に日本に対する制裁を発表したのは、結局『韓中は同じ船に乗らなければならない』という意味だ。米国の同盟国である韓国と日本を中国が引き離そうと試みている状況で、日本との対話には格別に神経を使わなければならないだろう」と話す。

 李大統領が上海で大韓民国臨時政府庁舎を訪れ、中国との「歴史的連帯」を思い起こさせただけに、日本ともバランスを取る日程が必要だという意見もある。今回の会談場所となっている奈良は、日本の有名寺院・東大寺の大仏鋳造には百済からの渡来人の子孫が関与するなど、百済関連の遺跡・遺物が特に多い地域だ。

パク・サンギ記者、キム・ドンハ記者

【写真】慶州のAPEC会場で李在明大統領と対面した高市首相

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