【NEWSIS】頭のサイズが小さく教育水準の低い人は、そうでない人に比べて認知症になるリスクが最大で4倍だという研究結果が示された。
【写真】「金正恩総書記の帽子のサイズが分からない…」 北朝鮮駐在のロシア大使が明かした苦労話
英紙デイリーメールが2日(現地時間)、報じた。それによると、米国で1991年から「修道女に関する研究」が始まり、75-102歳の修道女678人を対象に30年にわたり研究が実施された。対象となった修道女は全員が同じ修道会に所属し、居住環境や収入、栄養状態、医療へのアクセスなど条件が全て同じで、酒やたばことは縁がない生活を送っていたという。
研究陣は、修道女たちが死後に寄贈した脳を解剖し、医療・歯科の記録や、若い時代に書いた文章、毎年実施した認知機能評価の資料を総合的に分析。認知機能評価は、単語と画像による検査や基本的な日常生活遂行能力などを基に行われたという。
分析の結果、教育水準が低く頭のサイズが小さい修道女は、教育水準が高く頭のサイズが大きい修道女よりも認知症を発症する可能性が4倍高かった。
ただし、この二つの条件のうち一つしか当てはまらない場合、認知症のリスクはさほど高くはなかった。認知症患者は特に、脳の中でも記憶をつかさどる海馬が小さかった。
研究陣は「頭が大きい人は脳細胞や神経ネットワークが多く、数に余裕がある状態になる」として「年を重ねて脳細胞が損傷しても、大きい脳は小さい脳よりも持ちこたえられる」と説明した。
また、学習活動は、脳の神経ネットワークを複雑にするとともに、余裕分を増やして脳細胞のつながりを強化する役割をする。教育水準の高い人はバランスの取れた食事や運動、禁煙など、生活習慣が健康的である可能性も高く、これが認知症予防にもプラスの影響を与えていることが分かった。
頭部の成長の約90%は6歳以前に完了し、1歳ごろには既に大人のサイズの約75%まで成長する。頭位の平均は女性が55センチ、男性は57センチで、妊娠中の母親の栄養状態、体重、薬物服用の有無、環境有害物質への曝露(ばくろ)などが胎児の頭部の成長に影響を与える可能性がある。
米国では現在、およそ700万人がアルツハイマー型認知症に罹患(りかん)しており、2050年までに患者数がほぼ2倍になると予想されている。研究陣は「今回の研究は、認知症予防が老年期だけの問題ではなく、生涯にわたって気を付けなければならない課題であることを示している」と強調した。
イ・ソウォン記者