済州島の海岸で、流入経路が不明な「お茶のパッケージ」に入った麻薬が17回も相次いで発見されており、懸念が高まっている。済州地方海洋警察庁はこれらの麻薬について、「昨年、台湾近くの海上で流失した麻薬と関連があると推定される」と9日に明らかにした。
【写真】済州島の海岸で見つかった麻薬…ウーロン茶の包装紙に包まれていた
済州地方海洋警察庁によると、同庁では済州島の海岸でこのところ相次いで発見されている麻薬類ケタミンについて、昨年7月上旬、台湾西部の海上で発生した大規模麻薬流失事故と密接な関連性があると見て捜査中だという。同庁の話では、当時、緑色と銀色のお茶のパッケージで偽装したケタミン約140キログラムが台湾西部海域で漂流しているのが台湾当局によって発見されたとのことだ。
済州島の海岸では昨年9月から同年12月まで計17回にわたって流入経路が不明な麻薬が発見されている。発見場所は済州市の済州港・涯月邑・朝天邑・旧左邑・竜潭浦口・牛島海岸や、西帰浦市の城山邑クァンチギ海岸など、さまざまだ。現在までに発見された麻薬の総量は34キログラムに達する。通常の1回投与量0.03グラムを基準に計算すると、約120万人が同時に使用できる量に当たる。ケタミンは麻酔薬の一種で、多量に吸入すると幻覚や記憶障害などを引き起こす。
島内以外に流通した状況は見つかっていないが、これといった証拠を見つけることができず、当局の捜査は難航した。発見地域を中心に防犯カメラ映像や船舶の航跡を分析するなどの捜査を進めてきたが、韓国国内犯罪との関連性は見つかっていないというのが同庁の説明だ。
台湾の捜査当局と済州海洋警察庁は現時点で、済州島の海岸で発見されたケタミンの包装形態や種類などから見て、台湾近くの海上で流失した麻薬の一部が海流に乗って済州島の海岸に流れ着いた可能性が非常に高いと推定している。同庁の関係者は「今回の麻薬類流入経路を明らかにするため、台湾など海外の捜査機関と緊密に協議し、協力し合っている」「麻薬のないきれいな済州の海を守るため、海上監視と流入遮断に総力を挙げている」と語った。
パク・ソンミン記者