尹前大統領きょう初の判決公判 拘束妨害など=テレビ中継も

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁で16日午後、特殊公務執行妨害や職権乱用権利行使妨害などの罪に問われた前大統領、尹錫悦(ユン・ソクヨル)被告の判決公判が開かれる。尹被告が抱えている8件の裁判のうち、判決が言い渡されるのは初めて。2024年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を捜査した特別検察官は昨年12月26日に開かれた論告求刑公判で、尹被告に懲役10年を求刑した。判決公判はテレビなどで生中継される。

 尹被告は昨年1月、大統領警護処に指示し、捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」による自身の拘束令状の執行を妨害した罪で同7月に起訴された。

 非常戒厳の宣言前に閣議に出席できなかった閣僚9人に対し憲法で定められた戒厳審議・議決権を侵害したほか、虚偽の戒厳宣言文を事後に作成し、後に破棄した罪などにも問われている。

 同地裁は前日の15日、判決公判の放送局による生中継を許可したと発表した。社会的関心度の高さと公共の利益を踏まえての許可とみられる。大統領経験者の裁判が中継されるのは朴槿恵(パク・クネ)氏、李明博(イ・ミョンバク)氏に続き3人目。尹被告の今回の裁判は初公判も生中継された。

 裁判で争点となる「公捜処による捜査の適法性」や「戒厳宣言の手続き上の瑕疵(かし)の有無」は、一連の事件の中心である内乱首謀罪の裁判にも影響を与える見通しだ。

 内乱首謀罪に関する尹被告の判決公判は2月19日に開かれる。特別検察官は今月13日の論告求刑公判で尹被告に死刑を求刑した。 

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい