韓国与党・共に民主党の選挙公認献金疑惑と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の政界ロビー疑惑という「双特検(二つの特別検察官捜査)」受け入れを要求している韓国最大野党・国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表のハンガーストライキは7日間続いている。20日には、ユ・スンミン元議員が、21日には海外出張から早期帰国した改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)代表がハンスト中の張東赫代表を見舞った。2人は国民の力と激しく衝突したことがあるが、政治的問題とは別に、野党代表のハンストに敬意を示したのだ。
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しかし、青瓦台(韓国大統領府)と与党・共に民主党はハンスト中の野党第1党の代表を見舞うどころか、特検受け入れ要求を一貫して無視している。共に民主党の鄭清来(チョン・チョンレ)代表は19日、「国民の力はハンストをしている場合ではなく、席藁待罪(むしろの上に伏して処罰を待つこと)すべき時だ」と言って愚弄(ぐろう)した。新任の青瓦台政務首席秘書官でさえ見舞っていない。大統領直属の諮問機関である国民統合委員会の李石淵(イ・ソクヨン)委員長が見舞っただけだ。李在明(イ・ジェミョン)大統領も記者会見で、張東赫代表とのトップ会談要求を断った。
張東赫代表がハンストを通じて要求している共に民主党公認献金疑惑と旧統一教会の政界ロビー疑惑特検は、多くの国民が必要性に同意している事案だ。いわゆる「金建希(キム・ゴンヒ)特検」は旧統一教会側から「国民の力だけでなく、共に民主党にも金を渡した」という供述を得ていたのにもかかわらず、野党だけを捜査した。選挙公認を巡り献金1億ウォン(約1100万円)の授受疑惑が持たれている姜仙祐(カン・ソンウ)議員の事件は、共に民主党の党公認過程全般を扱わなければならない。金炳基(キム・ビョンギ)議員に金を渡したという区議会議員の嘆願書は党指導部のどこかで黙殺された。政権の顔色をうかがう警察は「のろのろ捜査」「後の祭り捜査」をしている。独立した特検が必要なのだ。李大統領は同日、張東赫代表の特検受け入れ要求について、「内心はしたくないが、表向きだけはそう言っているのではないかと思う」と言った。かつての権威主義政権時代でも、野党代表のハンストに対してこのような扱いはしなかった。
「張東赫代表のハンストは、韓東勲(ハン・ドンフン)前国民の力代表の除名騒動に対する局面転換のためのものだ」という批判があるのも事実だ。しかし、共に民主党が野党代表の正当な特検要求まで愚弄し、政争だとして罵倒(ばとう)すべきことではない。李大統領と共に民主党も野党時代、ハンストを通じて大統領や政権党に対話を要求した。ハンストのような極端なやり方に同意しない国民も、共に民主党の野党無視と傲慢(ごうまん)さには眉をひそめるだろう。