北朝鮮が弾道ミサイル数発発射 核弾頭搭載可能なロケット砲か

【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部は27日、北朝鮮が同日午後3時50分ごろ、平壌の北方から朝鮮半島東の東海上に弾道ミサイル数発を発射したと発表した。ミサイルは約350キロ飛行したといい、韓米が正確なスペックを分析している。

 韓米の情報当局は北朝鮮が昨年5月に発射した口径600ミリの超大型放射砲(多連装ロケット砲)を発射した可能性に重きを置いて分析しているようだ。同放射砲は韓国の主要施設への攻撃が可能な兵器とされる。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は先月28日、口径600ミリの放射砲を生産する工場を視察した際、北朝鮮の主力打撃手段となる放射砲兵器システムで砲兵兵力の構想を一新すると表明したうえで「戦略的攻撃手段として利用できる」と語った。

 戦略的攻撃手段という表現は核弾頭の搭載が可能という意味と受け止められる。北朝鮮は戦術核弾頭「ファサン(火山)31」を口径600ミリの放射砲に搭載することができると主張してきた。

 今月4日にも北朝鮮は東海上に向けて弾道ミサイルを発射しており、今回は今年に入って2回目の弾道ミサイル発射となる。

 北朝鮮は来月の開催が予想される5年に一度の党大会を前に内部の結束を強化する一方、対外的に存在感を誇示するために武力示威を行ったと分析される。

 米国防総省のコルビー政策担当次官が韓国と日本を歴訪中に弾道ミサイルを発射した点も注目される。

 トランプ米大統領の安全保障分野のブレーンとされるコルビー氏は、25日に韓国を訪問して趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官や安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官らと会談。韓国の原子力潜水艦建造や国防費の増額、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国への移管など韓米同盟の懸案について議論した後、27日に日本に向けて出発した。

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