【ソウル聯合ニュース】業務上横領や政治資金法違反、証拠隠滅、請託禁止法違反の罪に問われた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部、ユン・ヨンホ被告の判決公判で韓国のソウル中央地裁は28日、懲役1年2カ月(求刑・懲役4年)の実刑判決を言い渡した。
地裁は、政治資金法違反の罪について懲役8カ月、その他の業務上横領と請託禁止法違反の罪については懲役6カ月をそれぞれ宣告した。
一方で地裁は、教団総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏の海外賭博に関する警察の捜査情報を入手し、関連証拠を隠滅したとされる罪については、特別検察官の捜査対象ではないとして公訴を棄却した。
ユン被告は2022年に尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏に対し、呪術師のチョン・ソンベ被告を通じて高級ブランドバッグやネックレスなど数回にわたり渡したなどとして起訴された。また、尹前大統領の側近の国会議員、権性東(クォン・ソンドン)氏に2021年から24年にかけて違法な政治資金を渡した罪にも問われている。
地裁は「被告は教団の資金力を背景に、大統領の最側近である金建希氏と権性東議員に高額な金品を提供し、その過程で教団資金を横領した」と指摘。「請託の実現可否にかかわらず、犯行自体が国家政策の公正な執行に対する国民の信頼を侵害した」と断じた。