【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル高裁は30日、当時の朴槿恵(パク・クネ)政権の意向をくんで徴用被害者らが日本企業に損害賠償を求めた訴訟の判決を遅らせたとして職権乱用などの罪に問われた元大法院長(最高裁長官)の梁承泰(ヤン・スンテ)被告に対し、一審の無罪判決を破棄し、懲役1年、執行猶予1年(求刑懲役7年)を言い渡した。
共に起訴されて一審で無罪を言い渡された元大法官(最高裁判事)の朴炳大(パク・ビョンデ)被告にも懲役6カ月、執行猶予1年(求刑・懲役5年)を言い渡した。
一方、元大法官の高永ハン(コ・ヨンハン)被告は一審と同じく無罪(求刑・懲役4年)とした。
梁被告は大法院長在任時に徴用訴訟をはじめとする複数の訴訟への介入、司法行政に批判的な判事をリストアップしたとされる「司法ブラックリスト」の作成、憲法裁判所へのけん制、裏金づくりなどをしたとして、計47の罪で2019年2月に起訴された。高裁は、梁被告の下で司法府が一部の裁判に介入し、職務権限を乱用したと認定。梁被告と高被告も共謀したと判断した。