中国製「韓服」着た観光客で賑わう景福宮、国産メーカー廃業相次ぐ

 中国製の輸入韓服は、素材と製造方式が検証を経ていないため、安全性を巡る論議を呼んでいる。ソウル市が昨年1月に発表した資料によれば、韓国に進出した中国の電子商取引(EC)プラットフォーム「アリエクスプレス」で販売された中国製の子ども用韓服7種類のうち5種類から第1級発がん性物質のホルムアルデヒドが韓国の基準を超える数値で検出された。韓国の韓服メーカー関係者は、「同じポリエステル素材でも、中国では安価な品質の生地や染色薬品を使っている。韓国メーカーのように長時間かけて染色しない」と説明した。

 最近はベトナム製の韓服も韓国市場に浸透している。韓国最大のEC)プラットフォーム「クーパン」で「韓服」を検索すると、人気上位10製品のうち6点が中国製、1点がベトナム製だった。国産と確認できたのは1点だけだった。残る2点は製造国が特定できなかった。ある韓服メーカー関係者は「安いベトナム製韓服を国産と偽って高く売っているケースもある」と話した。

 中国では韓服を「漢服」と呼び、中国の伝統衣装だと主張する歴史工作を巡る議論も起きている。韓国では韓服という伝統産業が特需を享受できないまま、政府が中国製韓服の流通実態をまともに把握できていない。文化体育観光部関係者は「中国製韓服が増えている問題については認知している。正確な外国製韓服流通状況は把握中だ」と話した。

キム・ビョングォン記者、イ・ナユン記者

【写真】韓服姿で景福宮観光を楽しむ外国人観光客

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