ある韓日カップルの結婚式祝辞【寄稿】

 新郎新婦には互いの立場に立って配慮しながら生きることと、相手の両親を自分の実の両親のように思って敬うよう話しました。特に新郎には、新婦方の母を、すでに他界している新婦の父の分まで心込めてお世話するようお願いしました。二人は良家の出で、新郎新婦ともに東京大学と米国のペンシルベニア大学で修士号、博士号を取得した恵まれた人たちであるだけに、社会的責任を感じながら貧しい隣人に対する関心と愛を持つこと、そして韓国と日本が素晴らしい隣人としてうまくやっていけるようにすることが何なのか、考えるようお話ししました。また、自分自身で健康管理に努め、充実した趣味生活を送ることで、自分自身にも配慮するよう呼び掛けました。このように配偶者、両親、隣人と自分を配慮する以外にも、常に感謝する気持ちで生きるよう話しました。生きていると不満でイライラすることがたくさんありますが、こうした時は不平を言ったり不満を抱いたりするよりは、感謝すべきことを探して感謝しなければならず、そうすればむしろ幸せになるだろうと言いました。それとともに、日本の神学者、内村鑑三の「神様がある人を罰しようとする時、その人の心の中から感謝する心を奪ってしまう」という言葉を引用しながら、感謝する思いがなくなり、不平・不満の思いが湧き上がって来た時は、私が今神様から罰を受けていると思って早く感謝する方向で努力するよう話しました。二人が「配慮」と「感謝」を心に抱いて生きていけば、きっと幸せな人生を送ることができると確信したからでした。結局、「配慮」と「感謝」の二つの単語が今週の祝辞のキーワードでした。

 祝辞を終えて席に着くと、ある知人が「ご自分が実践したことをお話しになられたんですね」と意地悪く話し掛けてきました。さすがに「ご名答」とは言えず、ただ苦笑いしました。

金滉植(キム・ファンシク)元首相

【写真】韓国語もできないのに一体どうやって? 「日本人妻が準備した祭祀膳」にネット民感動

前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲イラスト=ユ・ヒョンホ

right

あわせて読みたい