【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」は11日、ソウルの日本大使館付近にある慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」前で定例の「水曜集会」を開催した。少女像の前で水曜集会が開かれたのは4年3カ月ぶり。
極右団体の自由連帯や慰安婦法廃止国民行動などが先に届け出を出して少女像前を集会の開催場所として先取りしたため、正義連は2021年11月の第1516回水曜集会からは、聯合ニュースの本社ビル前や国税庁付近の道路など、少女像から数十メートル離れた場所を転々とせざるを得なかった。
正義連の李娜栄(イ・ナヨン)理事長は「ここ数年間、この場所は口に出すのもはばかられる言葉や行動で歴史を否定し、被害者を侮辱する人々によって事実上占拠されてきた」とし、「被害者の苦しみから目を背けないと約束してくれた皆さんの真心と連帯が、この場を可能にした」と述べた。
この日は極右団体の集会が開かれなかったため、水曜集会は比較的落ち着いた雰囲気の中で行われた。
毎週水曜日にこの場所では、慰安婦法廃止国民行動と同団体に抗議する革新系のユーチューバーらの大声が飛び交う状況が続いていた。
警察は万一の事態に備え、少女像を取り囲むバリケードを維持した。
少女像の撤去を主張する慰安婦法廃止国民行動のキム・ビョンホン代表は7日、フェイスブックで「街頭闘争」を当分の間中断すると明らかにした。
キム氏は昨年12月、少女像が設置されているソウル市内の高校の正門前で、 「校庭に慰安婦像を建て、売春(をするよう)進路指導をしているのか」などと書かれた横断幕を掲げた容疑などで警察の捜査を受けている。
李大統領はSNSを通じ同団体について「正気とは思えない死者名誉毀損(きそん)だ」と強く非難した。