「火曜夜9時にドーパミン激増」 米名門大学生たちを虜にするマッチングアプリとは

スタンフォード大生が3週間で開発した「Date Drop」は「第2のフェイスブック」?
たった1学期でスタンフォード大生の67%が加入…10大学に拡大

 米スタンフォード大学から始まったマッチングアプリが名門大学の学生たちを虜(とりこ)にしている。Q&Aをベースにしたマッチング方式が爆発的な人気を得ているのだ。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが10日(現地時間)に報道した。

【写真】「Date Drop(デート・ドロップ)」のホームページ

 報道によると、昨年9月に利用開始となり、米スタンフォード大学で流行している学生間マッチングアプリ「Date Drop(デート・ドロップ)」が他大学でも大きな人気を集めているとのことだ。

 このアプリには、1学期でスタンフォード大学の学部生約7500人のうち67%に当たる5000人以上が登録したという。

 スタンフォード大生のテオドア・クレーターさんは先学期まで毎週デート・ドロップを利用していたそうで、「通知が来る毎週火曜日の夜はとんでもなくドーパミンが出る」と語った。 同紙は、火曜日夜9時に1人ずつ相手が「投下(ドロップ)」されると、アルゴリズムがつなげてくれた運命を確認できる、としている。

 同大学4年生ベン・ローゼンフェルドさんは、デート・ドロップが登場して以降、「寮の学生の多くが『誰とマッチングしたい』とか、『誰とマッチングしたか』とか、『友達は誰とマッチングしたか』などについて話している」と語った。報道によると、マッチング結果が気に入った学生たちは「オンコール・カフェ」へ向かうという。学期に初のマッチング相手と一緒にここを訪れると、無料のドリンクを楽しむことができるからだ。

 デート・ドロップはコンピュータ工学を専攻する大学院生ヘンリー・ウォンさんが3週間で開発したアプリだ。これは「無限スクロール」で相手を探す必要がある有名マッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」とは違い、66問の質問に対する回答を基にデート相手を推薦してくれる。「私は伝統的なジェンダーロール(性役割)に同意する」「私はドナルド・トランプ大統領を支持する」といった価値観や生活様式、政治的見解に関する質問だ。ウォンさんは「このアプリは人々が関係を築く勇気を奮い起こしてくれる。誰かと出会う理由ができ、負担も軽減される」と語った。

 その他にも、デート・ドロップには友達が2人をつなげる「キューピッド」機能や、気になる人をこっそり登録する機能もある。

 デート・ドロップは学校の電子メール認証を基盤に、名門大学のコミュニティーをターゲットにして急速に広がった。利用開始から半年もたたないうちにコロンビア大学、プリンストン大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)など10校で人気を博した。さらに、ベンチャー投資として210万ドル(約3億2000万円)を調達した。このような動きについて、「初期の『フェイスブック』に似ている」との評価もある。

 学生たちはデート・ドロップについて、「スタンフォード的な問題に対する非常にスタンフォード的な解決策だ」と評価している。スタンフォード大学2年生のアラナ・チャンさんは「スタンフォード大生たちは成功に大きな比重を置き、社会的な交流を後回しにする傾向がある。恋愛関係はおろか、日常的な会話を始めることさえ難しいと考えるのがスタンフォード大生たちだ」と語った。

 だがその一方で、デート・ドロップのようなマッチングアプリに対して疑問を感じる学生も一部にはいる。同大学の学生新聞スタンフォード・デイリーによると、「キャンパスで人と出会うのは思ったより簡単だ」「マッチングアプリを通じて毎週連絡を取らなければならないというプレッシャーがある」などという理由から、今後アプリを使わないと言ったとのことだ。

 スタンフォード大学ではデート・ドロップより前の2017年にマッチングアプリ「Marriage Pact(マリッジ・パクト)」が登場している。マリッジ・パクト側は昨年11月、「デート・ドロップのサービスとマーケティング手法はマリッジ・パクトと似ている」と主張し、サービス停止を求めた。これについてウォンさんは「我々はサービスに対して確信を持っており、事業を継続して運営していく」と語った。

チョン・チェビン記者

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