韓国の90代徴用被害者遺族 不二越の株主総会で賠償要求=10回目

【東京聯合ニュース】日本による植民地時代の韓国人徴用被害者、故イム・ヨンスクさんの夫の金明培(キム・ミョンベ)さんが25日、日本の富山市内で開かれた機械メーカー・不二越の株主総会に出席し、徴用被害者への謝罪と賠償を求めた。90代の金さんは昨年も同社の株主総会に出席し、謝罪を要求している。徴用被害者の支援などを行う韓日の市民団体が同日伝えた。

 金さんは「株主総会への出席は今回で10回目」とし、韓国の大法院(最高裁)が不二越に対しイムさんへの賠償を命じる判決を下したにもかかわらず、同社が履行していないと批判した。

 これに対し不二越側は、1965年の韓日請求権協定で全て解決された問題だとする従来の立場を崩さず、金さんの要求を拒否したという。

 イム・ヨンスクさんは国民学校(小学校)の卒業を控えた1945年3月、軍需企業だった不二越の工場に動員され、1日8時間、飛行機の部品を作った。

 2003年に不二越を相手取って富山地裁に損害賠償訴訟を起こしたが、同地裁は11年、個人の賠償請求権は消滅したとして原告の訴えを棄却した。

 一方、韓国大法院は24年1月、徴用被害者と遺族が不二越を相手取って損害賠償を求めた訴訟3件の上告審判決でそれぞれ下級審判決を支持。不二越に対し被害者1人当たり8000万ウォン(約875万円)~1億ウォンの計21億ウォンと遅延損害金の支払いを命じる判決が確定した。

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