韓米 FS期間中の野外機動訓練を22回実施へ=昨年より大幅縮小

【ソウル聯合ニュース】韓米の軍当局が、今年の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」の期間中、実際に部隊を動かす野外機動訓練(FTX)を計22回実施することで合意した。韓国軍合同参謀本部が27日、発表した。

 昨年3月のFS時に比べるとFTXは3分の1程度に縮小された。訓練を特定の期間に集中させず、年間を通じて分散実施するという政府の方針が反映されたものとみられる。

 合同参謀本部の関係者は同日、記者団に対し「これまで合同野外機動訓練について韓米で緊密に協議してきた」としたうえで、「FS期間のFTXは通常通り実施し、当初の計画通り22回を進行する予定だ」と述べた。

 在韓米軍の関係者も「両国の緊密な協力により協議が行われた」とし、「22回の野外実機動訓練をFS期間に実行し、将兵の訓練環境を実戦に近い環境に整える」と説明した。

 今年のFS期間中のFTXは、旅団級以上が計6回、大隊級が10回、中隊級が6回となっている。

 これに先立ち、韓米軍当局は今月25日の合同記者会見でFSの計画を発表したが、FTXについてはさらに調整が必要だとして、規模や回数を公表していなかった。

 協議の過程で、韓国側がFS期間中のFTXをさらに縮小することを提案したが、米軍側が難色を示したため合意が遅れたという。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権下の昨年と比較すると、今年の演習期間中のFTXは大幅に縮小した。昨年3月のFS期間に行われた大隊級以上のFTXは計51回だったが、今年は16回にとどまり、3分の1の水準に減少した。旅団級以上の大規模な訓練も昨年の16回から今年は6回に減った。

 前政権は毎年実施される指揮所訓練(CPX)である3月の「FS」と8月の「乙支フリーダムシールド(UFS)」の期間にFTXを集中させてきた。しかし、李在明(イ・ジェミョン)政権発足後は演習期間の訓練を減らし、年間を通じて分散させる傾向にある。

 合同参謀本部の関係者は「これまでFS期間に集中していたFTXを分散実施することで、常時の戦闘準備体制を強化する」と説明している。

 FSは朝鮮半島有事に備えた防衛的な性格の韓米合同演習。今年は来月9日から19日まで実施され、参加兵力は約1万8000人規模となる。

 韓米合同訓練を「侵略演習」と呼び反発してきた北朝鮮は、今回のFSに対しても攻勢を強める見通しだ。

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