【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は1日、日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動の記念日「三・一節」を迎えてソウル市内で開かれた記念式典で演説し、「先烈が願った平和と共存の夢を朝鮮半島で実現していこう」として、北朝鮮に向け、「対話の場に出て、新たな未来に向けて共に進んでいくことを期待する」と呼びかけた。
李大統領は「敵対ではなく共存と協力で、不信ではなく信頼の土台の上で共に成長する平和な朝鮮半島をつくことこそが『三・一革命』の精神を継承する道」とし、「敵対と対決は互いに何の利益にもならないという確固たる歴史の教訓から目をそらしてはならない」と述べた。
また「わが政府は北側の体制を尊重し、一切の敵対行為も、いかなる吸収統一の追求も行わない」として、「言葉ではなく行動で南北の軍事的緊張を緩和し、さまざまな措置を先制的に取ってきたように、朝鮮半島の平和と南北信頼回復のために必要な措置を一貫して推進していく」と強調した。
そのうえで「北側との対話再開の努力も継続する」とし、米朝対話が早期に再開されるよう「『ペースメーカー』として、米国はもちろん周辺国と意思疎通する」と表明。「南北の実質的な緊張緩和と関連国との協力を通じ、休戦体制を平和体制へ転換できるよう、あらゆる努力を尽くす」との姿勢を示した。
李大統領は韓国の無人機が北朝鮮に侵入した事件を取り上げ、「現政権の意思とは無関係」としつつ、「朝鮮半島の平和を脅かす重大な犯罪行為であり、決してあってはならないことだった」と強く批判。「南北が共に生きる朝鮮半島で緊張と衝突を誘発する行為は決して正当化できない」として、「二度とこのようなことが起きないよう、徹底的に真相を究明し責任を問うとともに、制度的な防止策を講じる」と明らかにした。
対日関係に関しては、「平和と共同繁栄を追求した『三・一精神』を基盤に発展させなければならない」とし、「厳しい国際情勢に直面した今こそ、韓日両国が現実に対応し、未来を共に切り開いていく時」と表明した。また、「政府は実用外交を通じて過去を直視し、現在の課題を共に解決して未来に向かって進むことができるよう最善を尽くす」とし、「両国が真の理解と共感に基づき、良好な関係の新しい世界を開くため、日本政府も呼応することを期待する」と訴えた。