【ソウル聯合ニュース】高位公職者犯罪捜査処(公捜処)による自身の逮捕を妨害した特殊公務執行妨害などの罪に問われ、1月の一審で懲役5年を言い渡された韓国前大統領、尹錫悦(ユン・ソクヨル)被告の控訴審が4日午後、ソウル高裁で始まる。
審理を担当するソウル高裁刑事1部は、刑事12部と共に内乱・外患・反乱罪や関連事件を専門に扱う「内乱専担裁判部」だ。先月23日の発足と同時に、刑事1部には尹被告の今回の事件が、刑事12部には2024年12月の「非常戒厳」宣言の際に首相を務めていた韓悳洙(ハン・ドクス)被告が内乱重要任務従事罪に問われた事件がそれぞれ配当された。
約1週間の検討を経て、刑事1部は同日から本格的な審理を開始する。刑事12部も5日に韓被告の事件の初公判を開く予定だ。
特別検察官側の申請が認められ、裁判は録画され、後にインターネットで公開される予定だ。
尹被告は「非常戒厳」宣言後、自身に対する公捜処の逮捕を阻止しようとした罪などで起訴された。一審で地裁は尹被告が大統領罷免前の昨年1月、大統領警護処に指示し、公捜処による自身の拘束令状の執行を妨害した罪や、非常戒厳の宣言前に閣議に出席できなかった閣僚に対し憲法で定められた戒厳審議・議決権を侵害した罪を認めた。虚偽の戒厳宣言文を事後に作成し、後に破棄したことも有罪と判断した。
ただ、非常戒厳に関する虚偽事実が盛り込まれた文書を海外メディアに送るよう指示したことは無罪とした。
判決を不服として尹被告側と特別検察側の双方が控訴したため、同事件はソウル高裁の内乱専担裁判部が審理する最初の事件となった。