凶器を用いた犯罪は、週末の深夜の繁華街よりも平日の日中に住宅街や商店街のような日常の空間で多く発生していることが2月26日までに分かった。ソウル警察庁はこのようなデータ分析結果を基に、パトロール人員を再配置するとともに、人工知能(AI)やドローンなどと投入して犯罪予防に乗り出す方針だ。
ソウル警察庁が昨年発生した公共の場所での凶器使用犯罪307件を分析したところ、殺人や強盗などの強力犯罪は概ね週末や深夜の時間帯に集中していた。しかし、公共の場所での凶器振り回し(暴行や脅迫など)は週の前半に多く、月-水曜日の発生率が48.9%(150件)で週末(26.4%、81件)よりも1.85倍高かった。時間帯別では退勤・帰宅時間帯に当たる午後4時から10時の間(138件、45%)に集中していた。
犯行の場所は、繁華街(6.2%)よりも住宅街(40.4%)や商店街(25.4%)など日常生活の空間が65.8%と多かった。地下鉄の駅など駅周辺(14.0%)は流動人口の多い日中と夕方の時間帯に事件が集中していた。
凶器使用犯罪の被疑者の平均年齢は49.7歳で、男性が87.9%だった。50代(29.6%)を含む中高年層が全体の過半数(54.7%)を占めた。東国大警察行政学科のクァク・デギョン教授は「50代は親の介護と子どもの養育という負担を同時に抱える『サンドイッチ世代』であり、職場では退職したり隅に追いやられたりして社会の中心部から周辺部へと移動する不安定な時期」だとして「経済問題や人間関係の悩みが容赦なく押し寄せ、家庭と社会の両方で肩身が狭くなるといった状況が複合的に作用し、犯罪の予兆へとつながる可能性がある」と指摘した。被疑者の半数以上(50.5%)は犯行の際に「精神状態が異常」または「酒に酔った状態」だったことが分かった。犯行の動機は「特別な動機がないか、不明」が46.7%で最も多く、他には集合住宅での上下間の騒音や駐車問題など近隣トラブル(20.4%)、怨恨などによる報復(16.7%)などだった。
警察は今回の分析を基に、凶器使用犯罪が頻発する「ホットスポット」を中心にソウル市内の永登浦・九老・松坡など17カ所のパトロール拠点を指定した。これらの地域で凶器使用犯罪の27.4%が発生している。これらの地域に機動巡察隊と民生治安機動隊を集中的に配置し、112番通報(日本の110番に相当)が頻繁に発生する場所を優先パトロール区域に指定する方針だ。
ク・アモ記者