韓国 ホルムズ海峡に軍艦派遣か=困難な選択迫られる  

【ソウル聯合ニュース】トランプ米大統領が14日(現地時間)、韓国や日本など関係5カ国によるホルムズ海峡への艦船派遣に期待を示したことで、ソマリア沖アデン湾で活動する韓国軍の清海部隊が投入されるか注目される。

 米国の同盟国であり、ホルムズ海峡の安定は韓国の国益にも重要だが、危険性が高いことから困難な選択を迫られることになりそうだ。さらに国会の批准同意が必要になる可能性もある。

 トランプ氏は米国とイスラエルによるイラン攻撃を巡り、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の正常化のため、韓国、日本、中国、英国、フランスに艦船の派遣を事実上求めた。

 政府関係者によると、米国から公式の要請はまだない。だが、トランプ氏の言及があっただけに、近く公式に要請がくるとみられる。

 政府は公式の要請があれば、検討するとの立場だが、あまりにも危険な作戦であるうえ、イランを敵にまわすことになりかねず、慎重にならざるを得ない。

 米国とイスラエルによるイラン攻撃が国際法的に正当だったのかを巡って論争があることも、頭を悩ませる。

 米国はホルムズ海峡での船舶護衛について多国籍軍を構成する構想を持っているとみられる。

 米国から要請があれば、政府は清海部隊の派遣を検討すると予想される。

 同部隊には4400トン級の駆逐艦と262人の兵力が投入されており、現在、ソマリア沖アデン湾で任務に当たっている。これまで国民救出作戦などのほか、4万隻以上の船舶の安全を支援している。

 同部隊は以前、ホルムズ海峡に派遣されたことがある。米国とイランとの間で緊張が高まったトランプ政権の1期目の2020年1月に同地で韓国商船の護衛を担った。当時も国会の批准同意が必要との指摘があったものの、アデン湾への派遣同意案に「有事の際、国民の保護活動が必要な海域を含む」との文言があり、別途の手続きなしにホルムズ海峡で作戦を行うことができた。

 しかし、今回は状況が異なると軍当局は判断しているようだ。

 当時は「独自作戦」だったが、今回は多国籍軍の一員として活動することになり、清海部隊の任務が根本的に変わることになる。このため別途の国会批准同意が必要になる可能性があると軍関係者は説明する。

 ある軍関係者は「日本など周辺国がどう対応するかをみて、慎重な検討が必要になるだろう」と話した。

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