韓国国防相 米の艦船派遣要請「受けていない」=国会同意必要とも

【ソウル=聯合ニュース】韓国の安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官は17日、国会国防委員会に出席し、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡への艦船派遣について「米国からいかなる公式な要請も受けていない」と答弁した。トランプ米大統領がSNSでホルムズ海峡への艦船派遣を求めたことに対しても、「SNSへの投稿は公式の要請とは判断していない」との認識を示した。

 安氏は公式要請の基準について、公文書の受領や、文書の取り交わしに先立つ国防相間の協議といった手続きが正式になされるべきだとの考えを示した。正式な要請があった場合の準備状況については「内部的に検討はしているが、現時点で公開すべき事項ではない」と述べるにとどめた。

 安氏は、ソマリア沖のアデン湾に展開している「清海部隊」の任務と、実質的な戦闘状態にあるホルムズ海峡への艦船派遣はレベルが異なると指摘。艦船派遣は国益や国民の安全、憲法と法律に基づいて決定されるべき事項だとしたうえで、清海部隊の派遣とは別次元の問題であり、国会の同意が必要な事案だと強調した。

 トランプ氏は14日、ホルムズ海峡の安全を確保するため、封鎖の影響を受ける中国、フランス、日本、韓国、英国などが艦船を派遣するだろうとSNSに投稿した。

 その後、趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は米国のルビオ国務長官と電話会談を行い、ルビオ氏は海峡の安全確保に向けた多国間協力の重要性に言及した。ルビオ氏の発言は、トランプ氏の投稿を政府レベルの要請として公式化しようとする動きとの見方もあり、米国側から事実上の派遣要請があった可能性が浮上している。

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