韓国の電子入国申告書に台湾が「中国(台湾)」と表示され、これに反発した台湾が出入国や外国人居住関連の書類で「韓国」を「南韓」に変更している。
【写真】韓国の電子入国申告書 中国語画面に「China(Taiwan)」
台湾中央通訊社が18日に報じた。それによると台湾外交部(省に相当)は同日、両国対等の原則に従い台湾の「外国人居留証」上の韓国の名称を3月1日から「南韓」に変更したという。
また31日までに韓国政府から納得できる説明がない場合、「台湾電子入国登録票」でもそれ相応の措置を取ると伝えた。
韓国の電子入国申告書の出発地・目的地を記載する箇所に台湾は「中国(台湾)」と表示されているが、台湾外交部と駐韓国代表部(駐韓大使館に相当)はこれを韓国政府に強く抗議し修正を要求しているという。
台湾外交部は「韓国と台湾は民間次元で古くから経済・貿易、文化、観光、人的往来など密接に交流を続けてきた」とした上で「台湾もさまざまな困難の中で積み上げてきた友情を非常に重視しているが、韓国は今も電子入国申告書の不当な表示を修正していない」と批判した。台湾外交部はさらに「韓国政府の対応に失望したとの声が今も届いている」「韓国政府に対し改めて相互尊重と対等の原則堅持、並びに台湾の要求を直視し即刻修正するよう求める」とも伝えた。
韓国の電子入国申告書に台湾が「中国(台湾)」と表示されたことに台湾政府は2025年12月に正式に抗議した。12月9日には台湾外交部が「この問題が修正されない場合、韓国政府との関係を全面的に見直す」と表明し、10日には頼清徳総統自らこの問題に言及し「台湾国民の意思を尊重してほしい」と訴えた。
韓国外交部の担当者は当時「さまざまな状況を考慮して検討を行っている」としながらも「新たな問題ではないので、わが国の基本的な立場に基づいてこの問題に対処していきたい」とコメントした。以前から続く表記であり、また基本的な立場は維持されているため、「直ちに変更することはない」という趣旨で受け取られた。
2025年2月に導入された韓国の電子入国申告書の「出発地」と「目的地」で台湾は「中国(台湾)」と表示されている。この制度施行前は外国人が紙の申告書に手書きで記入し、入国審査の際に提出する形だったが、電子入国申告書は外国人が事前に定められた国のリストから一つを選ぶ形に変更され、このリストに台湾が「China(Taiwan)」と表示されているのだ。現在米国、欧州、日本などは出入国申告書やビザなどで台湾を「Taiwan」と表示している。
パク・ソンミン記者