東日本巨大地震や福島原発事故から15年となる3月11日には山田大使が「あの時に米国が示してくれた友情と支持に感謝する」とのメッセージを発表し、これに共和党のジム・リッシュ議員(議会上院外交委員長)が「15年前のトモダチ作戦(2011年3月に米空軍と日本の自衛隊が協力して行った大規模救助・災害復旧作戦)は強固な米日関係と両国が一体となって何ができるかを示したケースだ」と応じた。
これら一連の動きの背景は日本の外務省内で有数の米国通とされる山田大使の活躍なしには語れない。2025年の米日関税交渉や日本による対米投資に向けた協議など、山田大使はこれら重要な局面ごとに背後で大きな役割を果たしたと伝えられている。山田大使は25日に大使公邸で天皇誕生日を祝うレセプションを開催したが、その席にはベッセント財務長官やトランプ大統領の家族と親しい共和党のハガティ上院議員ら複数の政府高官や大物議員が出席した。
韓国のある外交筋は「日本は韓国よりも2-3倍の人材や予算を対米外交に投入しており、またトランプ大統領の側近が名を連ねる非公開のグループなどを活用しながら水面下で友好な雰囲気を造成している」と説明した。これとは対照的に第2次トランプ政権発足から1年以上過ぎたにもかかわらず、韓国に駐在する米国大使はまだ指名もされていない。主要国で米国大使が空席となっている国は韓国やドイツなどわずかだ。ジェームス・ヘラー駐韓米国大使代理は職業外交官のため正式な大使に比べると重量感に欠ける。そのため両国で深い議論を行うにはどうしても制約が伴う。
ワシントン=金隠仲(キム・ウンジュン)特派員