【ソウル聯合ニュース】韓国の独立運動家・安重根(アン・ジュングン)が揮毫した書「貧而無諂 富而無驕」(貧しくともへつらわず、富んでもおごらない)が、処刑から116年を迎える26日からソウルの安重根義士記念館で展示される。
安重根は1909年10月に初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を中国・ハルビン駅で暗殺。その後、旅順の監獄に移され、翌年3月26日に処刑された。
国家報勲部によると、記念館は東京・世田谷の蘆花恒春園(蘆花記念館)が所蔵する書を東京都から6カ月間の期限付きで貸与された。
安重根が論語の「学而編」の一節を揮毫したこの書は、作家の徳富蘆花(1868~1927)が1913年に旅順を旅行した際に贈られたもので、左上部に徳富による論評が記されている。
論評は「安重根氏がこの言葉を選んだのは自然なことといえる。彼が貧楽富礼(貧しくとも道徳を楽しみ、富んでも礼儀を重んじる)の境地に達していれば伊藤博文の暗殺者として満足することはなかっただろうに、惜しまれる」という内容だ。
この書が韓国で展示されるのは2009年以来となる。展示は来月末まで。