韓国の石油精製会社、在庫15日分の状況で「迂回路」紅海ルートも危機

韓国の石油精製会社、在庫15日分の状況で「迂回路」紅海ルートも危機

【TV朝鮮】(アンカー)

 フーシ派が戦闘に加わったことで、別の石油輸送路である紅海も遮断される危機に直面しています。ホルムズ海峡が通れないため紅海へ迂回(うかい)していた原油の供給まで止まることになり、来月中旬には韓国の石油精製会社の在庫が全てなくなる可能性があるため、エネルギーショックがさらに拡大するのではないかと懸念されています。オ・ヒョンジュ記者がお伝えします。

【写真】韓国国内で保管中の国際共同備蓄原油 イラン戦争後90万バレルを海外に販売していた

 (記者リポート)

 15万トン級の超大型原油タンカーが韓国海洋警察庁の護衛を受けて、麗水・光陽港に入港してきました。

 アラブ首長国連邦から確保した原油200万バレルです。韓国の1日当たりの消費量に相当します。

 石油精製会社の在庫が約2週間分という状況で、フーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡の封鎖に言及し、原油供給難を深刻化させています。

 バブ・エル・マンデブ海峡は全世界の原油の12%が通過しており、ホルムズ海峡が閉鎖された後はサウジアラビアが代替供給路として利用していました。

 これも封鎖されれば、アフリカの喜望峰を経由しなければならず、時間と費用が大幅にかかることになります。

 (韓国産業研究院のピン・ヒョンジ専門研究員)

 「(原油と液化天然ガス〈LNG〉は)リスクがあるということで価格が上がってしまっている状況です。紅海そのものもリスク・プレミアムがあるため、価格面での問題がより大きくなるでしょう」

 韓国の産業界も紅海リスクに緊張しています。

 2023年末、フーシ派が紅海の通航をまひさせたことにより、世界の海上運賃は3.8倍に跳ね上がりました。

 (韓国貿易協会のチャン・サンシク通商研究院長)

 「船会社の立場からすれば、戦争割増料や保険料などを引き上げるため、全体の運賃がやや上昇する余地…」

 紅海という変数まで加わり、エネルギーショックへの懸念が高まっています。TV朝鮮、オ・ヒョンジュがお伝えしました。

(2026年3月30日放送、TV朝鮮『ニュース9』より)

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