◇2.7兆円補正予算案を閣議決定 原油高対策で1人最大6万円支給
韓国政府は31日、中東情勢の悪化による原油高・物価高対策として26兆2000億ウォン(約2兆7400億円)規模の補正予算案を閣議決定した。所得下位70%の国民に1人当たり10万~60万ウォンを支給することなどが柱。政府は▼原油高対応▼国民経済の安定▼産業被害の最小化・サプライチェーンの安定――の3分野に重点を置いて予算を編成した。朴洪根(パク・ホングン)企画予算処長官は「原油高・物価高で小規模事業者や若者などにより大きな負担がかかっている」とし、「景気回復の火種が消えないよう、迅速な財政支援が必要だと判断した」と説明した。
◇李大統領 エネルギー問題で「緊急財政命令」も辞さず
李在明(イ・ジェミョン)大統領は閣議で、米国・イスラエルとイランの軍事衝突によるエネルギーの需給不安について「必要であれば憲法で定められた緊急財政命令を活用することもできる」と述べた。緊急財政命令は憲法第76条で定められた大統領固有の権限で、「内憂・外患・天災・地変または重大な財政・経済上の危機」など、緊急の措置が必要で国会での手続きを待つ余裕がない場合に大統領が法的効力を持つ命令を出すことができる制度だ。ただ、実際に施行された事例はごくまれで、李大統領の発言はこのような大胆な対策も辞さない構えであることを強調するものと分析される。
◇BTS新曲「SWIM」がビルボード1位 シングル・アルバム同時制覇
人気グループ、BTS(防弾少年団)の5枚目フルアルバム「ARIRANG」が米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を記録したのに続き、タイトル曲「SWIM」もメインシングルチャート「ホット100」で1位に輝いた。ビルボードが30日(現地時間)の予告記事で伝えた。BTSがホット100で1位を記録したのは今回で7回目。
◇韓国社会の最も深刻な対立は「保守と革新」 国民の8割
国家データ処は2025年版の「韓国の社会指標」を公表した。国民が最も深刻だと考える社会的な対立は「保守と進歩(革新)」が80.7%で、「労働者と雇用主」「高齢層と若年層」など全8項目のうち、最も高かった。孤独を感じる人の割合は減少し、国内・海外旅行をした人の割合も新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の水準を回復した。「保守と進歩」の対立が深刻だと考える割合は「やや深刻」と「非常に深刻」を合わせて80.7%で、前年より3.2ポイント上昇した。「貧困層と中・上流層」は74.0%、「労働者と雇用主」は69.1%だった。