客観性と公正性は? 特別検察官の補佐役・権寧彬氏、対北不正送金事件裁判で李華泳副知事の弁護人だった

客観性と公正性は? 特別検察官の補佐役・権寧彬氏、対北不正送金事件裁判で李華泳副知事の弁護人だった

【TV朝鮮】(アンカー)

 総合特別検察官(特検)において下着大手サンバンウルによる対北朝鮮違法送金事件を担当している特別検事補佐(特検補)が、事件の中心人物である李華泳(イ・ファヨン)元京畿副知事の政治資金法違反事件の弁護を務めていたことが判明しました。法曹界からは捜査の公正性を懸念する声が上がりましたが、自主的に担当を外れるべきではなかったかと指摘されています。チョ・ユンジョン記者のリポートです。

【写真】当時のニュース映像に写った弁護人・権寧彬氏(2022年9月)

 (記者リポート)

 権寧彬(クォン・ヨンビン)特検補は2012年から14年まで、李華泳・元副知事の弁護を担当しました。

 李・元副知事が貯蓄銀行などから違法な政治資金を受け取った容疑で起訴され、一審・控訴審の裁判を戦ったときのことでした。

 22年には、李・元副知事への贈賄の疑いが持たれたパン・ヨンチョル元サンバンウル副会長も弁護しました。

 (パン・ヨンチョル/サンバンウル元副会長〈2022年9月〉)

(証拠隠滅容疑を認めますか?)「……」

 パン元副会長は、李・元副知事から権・特検補を紹介されたと証言しました。

 また「検察の取り調べ前に権弁護士のオフィスで李・元副知事と会い、供述について話し合った」とも述べ、虚偽供述を認めました。

 李・元副知事とパン元副会長いずれも北朝鮮送金事件の中心的な被告人で、大法院(最高裁)で有罪が確定しました。

 法曹界からは、利害の衝突を考慮して権特検補が自主的に北朝鮮送金事件の担当を外れるべきだった、という指摘が出ています。

 (張永洙〈チャン・ヨンス〉/高麗大学法学専門大学院名誉教授)

「特検の生命は客観性と公正性を担保するためのものなのに、結局、あらためて特検の客観性と公正性が俎上(そじょう)に載せられることは避けられない、そういう状況…」

 一方、総合特検は「権特検補の所属している法務法人をパン元副会長が訪れて弁護士に選任した」としつつ「権特検補が席を空けている状態で(李・元副知事とパン元副会長の)二人が供述を話し合ったと確認された」とコメントしました。テレビ朝鮮のチョ・ユンジョンがお伝えしました。

(2026年4月14日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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