【NEWSIS】30年前に米アリゾナで発生した10代少女の行方不明事件で、事の顛末(てんまつ)が今になって明らかになった。誘拐されたと思われていた少女は、実際には自ら家出していたことが確認され、現在は平凡な家庭を築いていることが分かった。
米紙ニューヨーク・ポストやFOXニュースなど海外メディアが報じたところによると、所在が明らかになったのは1994年5月に行方不明になったクリスティーナ・プラントさん(現在45歳)。事件当時は13歳で、アリゾナ州スターバレーの自宅で突然姿が見えなくなった。警察は当時、行方不明になった状況から誘拐された可能性が高いとみて大々的な捜索を繰り広げたが、全く手がかりがつかめないまま30年近く未解決事件に分類されていた。
ところが最近、「コールドケース(未解決事件)」専門チームが再捜査したとことで、事件は転換点を迎えた。捜査チームは最近、技術とSNS(交流サイト)を活用してある女性の身元を確認したところ、この女性がプラントさん本人であることが分かったのだ。
捜査の結果、プラントさんは誘拐されたのではなく自ら家を離れたことが分かった。捜査を担当したジェイミー・ギャレット警部は「当時の生活環境に満足できず、自ら家を離れたとみられる。われわれは誘拐事件と考えていたが、家出だったという事実を知って驚いた」と明かした。
プラントさんが家を出た背景には、両親の養育権争いがあったことが分かった。当時は父親が養育権を持っていたが、プラントさんは母親と暮らしたかったのだという。
プラントさんはその後、周囲の人々に支援されながら別の地域まで移動したことが分かった。ただしプラントさんはプライバシー保護を理由に、約30年間どこで何をしていたかについては具体的な説明をしなかった。プラントさんは過去について「はるか昔のことだし、すでに過ぎ去った人生」だとして言及を避けた。
プラントさんは現在、ミズーリ州スプリングフィールドで夫と共に暮らし、子どもも3人いるという。さらに、心理学の学位を取得し、民間の調査会社に勤務しているとのことだ。
キム・スビン記者