校内ロビーに銃乱射目的の男(20)、校長が決死の体当たりで大惨事を阻止 /米オクラホマ

【NEWSIS】米オクラホマ州の高校で、校長が銃撃犯を体当たりで制圧し、その際に銃で撃たれてけがを負うという事件が発生した。現地の警察は校長の迅速な対応がさらなる被害を食い止めたと評価している。

 米NBCニュースなど海外メディアが15日(現地時間)、報じた。それによると、事件は4月初め、オクラホマシティから南に約60マイル(約96キロ)離れたポールズバレー高校で発生。ビクター・リー・ホーキンス容疑者(20)が半自動拳銃2丁を所持して学校ロビーに侵入し、生徒たちに床に伏せるよう指示して銃撃を試みた。

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 ホーキンス容疑者は1人の生徒に向けて発砲しようとしたが、拳銃が誤作動したため失敗し、その後別の生徒に向けて再び発砲したが、命中しなかったという。現場にいた生徒たちは「命は助けてほしい」と訴え、容疑者は生徒たちを解放した。その後、他の生徒たちも現場から逃げ出したという。

 このとき近くにいたカーク・ムーア校長は状況を察知し、即座に駆け付けて容疑者を背後から制圧した。容疑者をベンチに押し倒して羽交い絞めにし、拳銃を取り上げると、副校長の支援を受けて容疑者を押さえ続けた。

 容疑者はかつて高校に在学していた人物で、調査の結果、特定の人物に反感を抱いていたことが分かった。さらに、過去に米国で起きた学校銃乱射事件に言及していたという。また、「生徒と教職員を殺害し、自分も死ぬつもりで犯行を準備していた」と供述していることも分かった。

 ムーア校長は容疑者を制圧する際に脚を撃たれて負傷し、病院に搬送されたが現在は回復に向かっているという。

 警察は、事件が大惨事にならなかったのは校長の対応が良かったからだと評価した。ドン・メイ警察署長は「校長の行動は驚くほど勇敢で、生徒たちの命を救った」と述べた。

 ムーア校長は「普段から実施していた安全訓練の結果だ」と明かし、教育現場での危機対応訓練の重要性を強調した。

 容疑者は現在、拘置所に勾留されており、約100万ドル(約1億5800万円)の保釈金が策定された。ホーキンス容疑者は、殺人の意図を持った銃撃と銃器で脅威を与えた罪で起訴され、5月8日に裁判所の手続きに出席する予定だ。

イ・ギジュ記者

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