ソウル北部地検は15日、ソウル北部地裁刑事14単独の姜暻黙(カン・ギョンムク)判事による審理で開かれた、ユーチューバー金於俊(キム・オジュン)被告への裁判における結審公判で、被告に懲役1年を求刑した。被告がチャンネルAのイ・ドンジェ元記者の名誉を毀損(きそん)した容疑で裁判にかけられてからおよそ2年。警察が捜査に着手したときから数えるとおよそ4年を経ての求刑だ。
金被告は2020年4月から10月にかけ、イ元記者がバリュー・インベスト・コリアのイ・チョル元代表に対し「柳時敏(ユ・シミン)へカネを渡したと虚偽の情報提供をしろ」とそそのかしたという発言を、ラジオ番組やYouTube配信で繰り返した容疑が持たれている。
イ元記者は2022年2月、金被告に対する告訴状をソウル・城北警察署に提出したが、同年3月に警察は「証拠不十分」を理由に事件を不送致とした。検察の再捜査要請に基づき、翌年9月にようやく金被告を送検した。検察は24年4月に金被告を裁判にかけた。
その後、被告側は裁判において容疑を否認してきた。初公判で被告側弁護人は「被告発言は個人的な意見表明かつ言論人としての批評」だとして、「崔康旭(チェ・ガンウク)元共に民主党議員によるフェイスブック書き込みを事実と信じ、信じるに足る相当な状況もあった」と主張した。
しかし金被告の発言は、崔・元議員が2020年4月にフェイスブックに載せた内容と同じだった。崔・元議員はこの書き込みを行った罪で、昨年7月17日に大法院(最高裁)で罰金1000万ウォン(現在のレートで約106万円)が確定した。黄希錫(ファン・ヒソク)元開かれた民主党最高委員も、2020年にYouTubeチャンネルやラジオ番組で同趣旨の虚偽事実を流布した罪により、今月7日に一審で罰金1000万ウォンを言い渡されている。一方、イ元記者は、関連の強要未遂事件で23年1月に無罪が確定した。検察は、こうした内容を総合して、金被告はイ元記者を中傷する目的で虚偽事実をばらまいたとみなした。
金被告に対する一審の言い渡しは7月14日午後2時から行われる予定だ。
ヤン・インソン記者