【NEWSIS】米国の北カリフォルニアにあるカフェで、隣の建物の屋根から転落した住居侵入犯の男が10時間にわたって外壁と外壁の隙間に閉じ込められ、その後コーヒーを飲みに来た警察官たちに劇的に救助されてそのまま逮捕されたことが分かった。
米紙ニューヨーク・ポストなど海外メディアが20日(現地時間)、報じた。それによると、18日にサリナスにあるカフェの壁の内部から、怪しげな音と共に助けを求める声が聞こえてきた。
ちょうど夜間の勤務を終えてコーヒーを飲みにやって来たサリナス警察署所属の警察官たちがこの声を耳にした。不審に思った警察官たちが壁をたたくと、おかしなことに壁の向こうから何者かが同じように壁をたたき返してきた。
警察から連絡を受けて出動した消防当局は、カフェの外壁やコンクリートブロックなど建材の層を一つ一つ切断し、閉じ込められていたアイザック・バレンシア容疑者(29)を救助した。
調査の結果、バレンシア容疑者は17日夜、近くの映画館の屋根に上って歩いていたところ足を踏み外し、約6.7メートル落下。落ちた場所はカフェと映画館の間で、壁と壁の狭い隙間だったことが分かった。
バレンシア容疑者は10時間にわたって狭いすき間から出られず、助けてくれと声を上げたが、カフェの店員たちは単なる騒音だと思って気に留めていなかったという。
サリナス警察署は公式SNS(交流サイト)で「ほとんどの人は建物から出る雑音だろうと気にしていなかったが、われわれ警察官はそうではなかった」「疲れていても直感を信じて壁の音に耳を傾けた同僚たちの執念が実った結果だ」と現場にいた警察官たちを褒めたたえた。
救助されてすぐに病院で検査を受けたバレンシア容疑者は、住居侵入容疑で逮捕され、モントレー・カウンティーの留置施設に収容された。裁判所はバレンシア容疑者の保釈金を1万ドル(約157万円)に策定した。
イ・ギジュ記者