「8時間フルタイム勤務」をこなすヒューマノイド登場、米物流業界に衝撃

 【NEWSIS】米シリコンバレーのロボット開発スタートアップ「フィギュアAI」が、人間の介入なしに8時間連続で工場勤務をこなすヒューマノイド(人型ロボット)のデモンストレーションに成功し、業界の注目が集まっている。

 IT専門メディア「テックタイムズ」が14日(現地時間)、報じた。それによると、フィギュアAIは13日、自社の最新AIシステム「ヘリックス-02(Helix-02)」を搭載したヒューマノイド「フィギュア03」が8時間連続で小規模荷物の仕分け作業を行う様子をリアルタイムで配信した。

 今回のデモンストレーションで、ロボットはバーコードを認識して物品を仕分けし、ベルトコンベアに配置する作業を、人間とほぼ同じ速度でこなした。フィギュアAIのブレット・アドコック最高経営責任者(CEO)は自身のX(旧ツイッター)で「完全自律動作モードで人間と同レベルの性能を示した」として「別途プログラムされた動作を一切使わず、ロボットに内蔵されたオンボードGPU(画像処理装置)だけを使って作業をこなした」と明らかにした。

 このロボットは、歩行やバランスの維持、物体の操作などを、個別の動作ではなく一つの連続した動きとして遂行することができる。また、指先に搭載された高精度の触覚センサーは、約3グラムの紙1枚の重さまで感知できるほど高度化されている。

 フィギュアAIのこのような動きは、世界のビッグテック企業によるロボット市場への参入もあって、いっそう加速している。

 メタ(Meta)は最近、家庭用ヒューマノイド向け基盤モデルを開発するスタートアップ「ARI」を買収し、ロボット事業への本格進出を宣言した。グーグル・ディープマインドも、アプトロニック(Apptronik)のロボット「アポロ」に自社のAI「ジェミニ(Gemini)」のプラットフォームを供給し、技術同盟を強化している。テスラのヒューマノイド「オプティマス」のプログラムも急ピッチで開発が進んでいる。

 ただし、実際の商用化に向けては課題も残っている。統制された実験室ではなく、突発的な変数の多い実際の現場での対応力を確保することが鍵となる。これが実現すれば、反復の多い物流作業の経済的パラダイムを変える転換点になるとの見方が出ている。

チョン・ウヨン記者

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