「中国J10CE戦闘機、模擬戦闘でユーロファイターに9対0完勝」 中国報道

CCTV、カタールで2024年1月に行われた「ジルザル2」合同空中訓練の内容を最近報道
近接空中戦で5回、視程外戦闘で4回、計9回全て勝利
パキスタンが保有するJ10CE、昨年5月にもフランス製4.5世代戦闘機のラファールを撃墜

 【NEWSIS】中国国営の中央テレビ(CCTV)は最近、「中国のJ10CE戦闘機が模擬戦闘でユーロファイター・タイフーンに9対0で完勝した」と報じた。

 訓練内容を具体的に明かすことはなかったが、パキスタンが参加した2024年のカタールでの訓練と一致するものとみられる、と香港紙サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は21日付で伝えた。

 SCMPの報道によると、CCTVは先週、「中国のJ10CE戦闘機が2024年に実施された9回の模擬空中戦訓練でユーロファイター・タイフーン戦闘機を相手に無敗を記録した」と伝えた。

 J10CEが多目的戦闘機との模擬戦闘訓練で9回の交戦を行い、全て勝利したというのだ。

 これに関連してパキスタンのメディアは、この模擬戦闘は2024年1月にカタールで開かれた「ジルザル2(Zilzal-II)」合同空中訓練で行われたものだと報じた。

 同訓練でパキスタンのJ10CE戦闘機は、カタール空軍のユーロファイター・タイフーン戦闘機を撃破したという。

 パキスタンのメディアによると、J10CE戦闘機は近接空中戦で5回、視程外戦闘(BVR)で4回、計9回の模擬戦闘で勝利を収めた。

 J10は1980年代に成都飛機工業で、単発・多目的の第3世代戦闘機として開発された。

 2017年に公開されたJ10Cは4.5世代戦闘機として実戦配備され、中国防衛産業の主力製品の一つになった。

 J10Cは最先端エンジンとアクティブ・フェーズドアレイ(AESA)レーダーを搭載しており、PL10およびPL15空対空ミサイルなどで武装している。

 輸出型モデルのJ10CEは2020年に商用化された。

 ユーロファイター・タイフーンは1980年代に英国・ドイツ・イタリア・スペインが共同開発した戦闘機だ。

 2007年から欧州の複数の国で実戦配備されている。パキスタンのメディアは、カタールがこの戦闘機の改良型である3A型を購入した、と報じた。

 米国の軍事専門メディア「ミリタリー・ウオッチ」は、CCTVの今回の公開動画はJ10C戦闘機の戦闘能力に関する数少ない指標(indications)の一つを示すもので、中国の第4世代戦闘機の技術がどれほど成熟しているかを示している―と評した。

 ミリタリー・ウオッチは、カタールでの訓練の結果がユーロファイター・タイフーンの国際市場における展望に圧力を加え続けるだろう、との見方を示した。

 一方、軍事アナリストで元人民解放軍教官の宋忠平氏は、模擬戦闘の結果の公開はJ10Cの輸出の展望においてかなりの好材料になるだろう、と語った。

 宋氏は「J10の主な市場は東南アジア、中央アジアおよび中東の一部の国になる可能性が高い」とコメントした。

 CCTVの今回の報道は、J10CEが初めて実戦参加してから1年を経て出てきたもの。

 昨年5月にパキスタンは、同国空軍のJ10CE戦闘機がインドの戦闘機を撃墜したとし、その中にはフランス製の4.5世代戦闘機ラファールが少なくとも1機含まれていると発表した。

 これは、中国の戦闘機が実戦で空中戦を通して敵機を撃墜した初の事例かつ、ラファール戦闘機が初めて戦闘損失を被った事例だ。

 パキスタンは、中国以外でJ10C戦闘機を保有している唯一の国として知られている。

 パキスタンはJ10CE戦闘機36機を購入し、そのうちおよそ20機が実戦配備され、PL15ミサイルおよそ250発も購入した。

 中国は、国際武器市場において中国の戦闘機を競争力ある代案としてPRしている。インドネシア、バングラデシュ、エジプトがいずれも中国の戦闘機の購入に強い関心を示している―とSCMPは報じた。

ク・ジャリョン記者

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