【TV朝鮮】(アンカー)
ずさんな運営が指摘されている韓国選挙管理委員会の予算現況や職員たちの休職実態について、TV朝鮮では引き続き報道しておりますが、選挙管理ミスにより謝罪文を連日出しているのにもかかわらず、自分たちの成果給は決められた予算よりも多く受け取っていたことが明らかになりました。そうした一方で、実際に選挙のために割り当てられた予算は半分も使われていませんでした。いったい予算は誰のためにあるのでしょうか。ハン・ソンウォン記者の独自取材でお伝えします。
(記者リポート)
昨年5月に行われた韓国大統領選挙の期日前投票時、ソウル市西大門区の新村投票所には長い列ができていました。
「西大門区です」
選管は当時、有権者たちが投票用紙を受け取った後、投票所の外で待機することになった「投票用紙持ち出し」問題が起きたことについて、管理ミスを正式に謝罪しました。
2022年の大統領選挙時に投票用紙をカゴに入れた「カゴ投票」問題に続き、選挙の不適切管理が再び発生したのです。こうした状況にもかかわらず、選管は今回の第9回全国同時地方選挙(6月3日投開票)前の今年4月、昨年の勤務に対する成果賞与金として100億ウォン(約10億5600万円)以上を執行しました。
これは、当初設定されていた予算90億ウォンより10億ウォン多い金額です。
昨年も成果給予算は89億ウォンでしたが、実際には100億ウォン以上が執行されました。
選管はまた、選挙管理の公正性を高めるという理由から、今年の予算を33%、1200億ウォン以上増やし、予算全体は5000億ウォン近くになっています。
これに伴い、地方選挙管理費用132億ウォンや、投開票管理を含む選挙情報システム安定化などを理由に、電算経費も100億ウォン以上追加で組まれましたが、選挙時の予算執行率は30-40%に過ぎませんでした。
このため、「選挙管理という本来の任務をおろそかにしたまま、組織のことにばかりきゅうきゅうとしているのではないか」と指摘する声が上がっています。
(最大野党・国民の力の金承洙〈キム・スンス〉議員)
「(国民たちから)非難されているのにもかかわらず、成果給を超過支給したことも、選管が国民感情とは全く…」
選管は、成果給の支給や超過執行の有無について、「策定された予算内で通常の手続きに従って支給した」と弁明しました。TV朝鮮、ハン・ソンウォンがお伝えしました。
(2026年6月11日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)